ダンダーン国立歴史史跡(Dundurn National Historic Site)にある、ダンダーン城(Dundurn Castle)に是非行くべき、と、ハミルトン美術館の人に促され、冬場も4時までは空いているということだったので、行ってみた。
ダウンタウンの中心からは徒歩でも行くことが可能なくらい近いが、キング・ストリートからバスでダンダーン・ストリートで降りても良い。
ダンダーン城は、アラン・ネイピアー・マクナブ卿(Sir Allan Napier MacNab)の、ヴィクトリア調の豪邸。
元は1790年にニューヨーク生まれのリチャード・ビースレイ大佐( Richard Beasley)のレンガ作りの住居だったが、経済的に不況となったビースレイ大佐は、土地と建物をアラン・ネイピアー・マクナブ卿に売り渡す。
1812年の英米戦争の際にイギリス軍の駐屯地となったが、戦後1830年代に、オリジナルの建物を覆いかぶす形で増築改装、以降マクナブ卿とその家族、そして使用人たちの住居となる。
マクナブ卿は、弁護士、地主、鉄道王として財を成し、カナダが国となる以前のカナダ連邦の初知事となった人で、カナダが国になる以前の歴史的重要人物とされている。

城というよりは、金持ちの豪邸な構え。
部屋は、地下から全階合わせて40室もあるとか。全ての部屋が一般開放されている訳ではない様ですが、夏と冬でも違うのかは不明。

ダンダーン城では、当時の衣装を身にまとったガイドさんがツアーをしてくれる。
入場料を払うと、同じ敷地内にある小さな軍事博物館へも入館出来ます。
ダンダーン城内の部屋をガイド付きで見て回ると、当時のマクナブ卿の暮らし振りが想像し易い。

今見ても、かなりのゴージャスさです。

書斎。

マスター・ベッドルーム。

趣のある階段。

美しいシャンデリア。
そして、

なんとも使うのがもったいないようなシンクと、棺桶みたいなバスタブ。
更にこの時代には珍しく、廊下に個室の水洗便所もあります。が、便所へ行くと「用を足している」とバレバレなのが嫌で、ご婦人たちには不評だったとか。
地下室では使用人たちが日々働き暮らしていた。
食物倉庫や洗濯も地下。

地下回廊。現在も壁からオリジナルの建物の基礎を垣間見ることが出来る。

倉庫。

使用人たちの食卓。
ウチのダイニングよりも全然良さそうなんですが...
この時代使用人は奴隷の様なもので、地下室には窓もあまり無く1日中暗いのが通常だったところ、この家では地下室にも大きなガラス張りの窓があり、使用人たちが外の光に当たることが出来る様に作られていた。給料はひと月1ドル半、3食風呂付きワイン付きだったということで、マクナブ卿邸では一般よりも良い待遇で使用人からの評判は良かったらしい。
ダンダーン城、冬でも結構楽しめたので、夏ならガーデンなども散策出来てもっと楽しいと思います。
ハミルトンへ旅行の際には、お勧めの観光スポットです!
さて、ちょっと事後報告になってしまったハミルトン滞在記も今日でおしまい。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
お帰りの際には、是非下記のバナーを押して行って下さいませ~。

ダウンタウンの中心からは徒歩でも行くことが可能なくらい近いが、キング・ストリートからバスでダンダーン・ストリートで降りても良い。
ダンダーン城は、アラン・ネイピアー・マクナブ卿(Sir Allan Napier MacNab)の、ヴィクトリア調の豪邸。
元は1790年にニューヨーク生まれのリチャード・ビースレイ大佐( Richard Beasley)のレンガ作りの住居だったが、経済的に不況となったビースレイ大佐は、土地と建物をアラン・ネイピアー・マクナブ卿に売り渡す。
1812年の英米戦争の際にイギリス軍の駐屯地となったが、戦後1830年代に、オリジナルの建物を覆いかぶす形で増築改装、以降マクナブ卿とその家族、そして使用人たちの住居となる。
マクナブ卿は、弁護士、地主、鉄道王として財を成し、カナダが国となる以前のカナダ連邦の初知事となった人で、カナダが国になる以前の歴史的重要人物とされている。

城というよりは、金持ちの豪邸な構え。
部屋は、地下から全階合わせて40室もあるとか。全ての部屋が一般開放されている訳ではない様ですが、夏と冬でも違うのかは不明。

ダンダーン城では、当時の衣装を身にまとったガイドさんがツアーをしてくれる。
入場料を払うと、同じ敷地内にある小さな軍事博物館へも入館出来ます。
ダンダーン城内の部屋をガイド付きで見て回ると、当時のマクナブ卿の暮らし振りが想像し易い。

今見ても、かなりのゴージャスさです。

書斎。

マスター・ベッドルーム。

趣のある階段。

美しいシャンデリア。
そして、

なんとも使うのがもったいないようなシンクと、棺桶みたいなバスタブ。
更にこの時代には珍しく、廊下に個室の水洗便所もあります。が、便所へ行くと「用を足している」とバレバレなのが嫌で、ご婦人たちには不評だったとか。
地下室では使用人たちが日々働き暮らしていた。
食物倉庫や洗濯も地下。

地下回廊。現在も壁からオリジナルの建物の基礎を垣間見ることが出来る。

倉庫。

使用人たちの食卓。
ウチのダイニングよりも全然良さそうなんですが...
この時代使用人は奴隷の様なもので、地下室には窓もあまり無く1日中暗いのが通常だったところ、この家では地下室にも大きなガラス張りの窓があり、使用人たちが外の光に当たることが出来る様に作られていた。給料はひと月1ドル半、3食風呂付きワイン付きだったということで、マクナブ卿邸では一般よりも良い待遇で使用人からの評判は良かったらしい。
ダンダーン城、冬でも結構楽しめたので、夏ならガーデンなども散策出来てもっと楽しいと思います。
ハミルトンへ旅行の際には、お勧めの観光スポットです!
さて、ちょっと事後報告になってしまったハミルトン滞在記も今日でおしまい。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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