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カナダ人監督、デヴィッッド・クローネンバーグ(David Cronenberg )作で、
史実を元にしたドラマ、
デンジャラス・メソッド
『ア・デンジャラス・メソッド』


有名な精神分析学者ジークムント・フロイトとカール・グスタフ・ユング、そして彼らの患者だったユダヤ系ロシア人ザビーナ・シュピールラインの3人を中心にした物語。
第1次世界大戦直前、若い駆け出しの精神科医ユング(マイケル・ファスベンダー)の元に攻撃的なロシア人ヒステリー患者、サビーナ・シュピールライン(キーラ・ナイトレイ)が送られて来る。
フロイト(ヴィゴ・モーテンセン)を尊敬するユングは、サビーナの治療にあたりフロイトと交流、親交を深めてゆく。父親からの体罰と自身の性的趣向に強い羞恥心を持つサビーナに、フロイト式の治療を実践してゆくユング。サビーナの治療が成功した時、ユングの人生も大きく変わってゆく。


そこそこ面白かったが、クローネンバーグの前2作、『ヒストリー・オブ・バイオレンス( A History of Violence)』と『イースタン・プロミス( Eastern Promises )』程印象に残るドラマではない。
が、ちょい役だったけれど、薬物依存により自ら精神を病んでしまった元精神科医のオットー・グロース(ヴァンサン・カッセル )や、尊敬し親交を深めていたフロイトとの決別、ユングとサビーナの関係など、見どころはある。
また、キーラ・ナイトレイは良くがんばった、という感想。始め演技がオーバーに思えたけれど、実際にヒステリー患者病棟で働いたことのある人によると、決してオーバーではないということらしい。ドラマ自体の印象はさほどではなかったけれど、映画の始まりであるサビーナのシーンはショッキング。

ユングのマイケル・ファスベンダーとフロイトのヴィゴ・モーテンセンは文句無しに良かった。
特に、ヴィゴのフロイト。この人はどんな役にでもしっかりとなりきって、例えば、キーラ・ナイトレイは観ていてやはり『キーラだ』と思ってしまうけれど、ヴィゴのフロイトは、本人に会った事なくても観客に『フロイトだ』と思わせる上手さ。


デンジャラス・メソッド
サビーナ。ただの患者では終わらない人物。


デンジャラス・メソッド
映画で顔を出す度に葉巻を吸っているフロイト。
実際にも本人はヘビースモーカーだったようで、晩年は喫煙によるガンで苦しむことになるが、83歳で自ら安楽死を選んで世を去るまで16年も!病と共に生存。喫煙していなかったら100歳越えていたんじゃないか、というくらいの生命力です。


デンジャラス・メソッド
お互いに惹かれてしまうユングとサビーナ。


ユングの精神分析学者としての成功は、自らの努力と才能ももちろんだけれど、裕福な妻の経済的な援助は大きかったはず。立派な学者になったユング、結婚生活が満たされないのは分かるけれど、妻と別れる気はなく、患者を次々と愛人にしていくってのは、意外とユング自身も心がひずんでいそうです。


もの凄くお勧め!という程の作品ではなかったけれど、
デンジャラス・メソッド
キーラ・ナイトレイのハミ乳首と崩れ顔を大型スクリーンで見たい人は、是非劇場へ。


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