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予告編を見て惹かれ、公開時の映画評も良かったので観に行った、
アドベンチャー・スリラー『ハンナ(HANNA)』

ハンナ
監督は、『つぐない (Atonement)』(2007年)の評判も良かったジョー・ライト(Joe Wright)。


16歳の少女ハンナは、人里離れたフィンランドの森の奥で、元CIAエージェントの父親に完璧な殺し屋になる訓練を受けて育った。独り立ちの準備が整った時、父は自分の居場所を知らせる装置をハンナに託す。スイッチを押せば、ハンナと父を捜している冷血な米CIAエージェント、マリッサが動く。ベルリンでの再会を約束して先に小屋を立ち去る父エリック。
残されたハンナの最初の使命はマリッサを殺すこと。
居場所を突止めたマリッサは森に小隊を送り込み、捕われたハンナはモロッコの砂漠にある米国基地に隔離されてしまう。


カメラワーク、アートディレクション、音楽、俳優陣の良さ、そして娯楽性もアリでそれなりに面白かったが、映画そのものは期待していた程ではなかった。実は、プロットが弱い。最初から最後まで、ハンナ、父エリック、そしてマリッサの殺しへの執拗なまでの執着に対する動機が希薄。口封じとか復讐とか理由はあるにせよ、どうしてそこまでして憎悪を持って殺したいのか、なんとなく薄い。特にマリッサには、ただ冷血なだけでなくもっと政治的で腹黒い理由があって欲しかった。
それから、いくら自分の身を守るためとはいえ、娘を自分と同じ道である殺し屋に育てる親っていうのもどうなの? まあ、この親子には秘密があるのですが...それにしても何故、わざわざ自ら居場所を知らせる必要があったのか?、いざという時のために訓練しておくのは良いとして、親子でひっそりと身を隠して生活していて、それでも結局見つかってしまう、とういのなら分かるのだが...それでは映画としてセンセーショナルではないのでしょうね。

ハンナ役の主演サーシャ・ローナン(Saoirse Ronan :日本語表記ではシアーシャとなっているが、本人がインタビューで何度もサーシャと言っている。シの音が微妙に入っているようにも聞こえるが、カタカナでサーシャとした方が、発音的には近いと思う。因に、彼女の名前はゲール語です。)の殺し屋ぶりも良かったが、アクションというよりは、父と再会するための逃避行が殆どなので、公式サイトに載っているようにアドベンチャーと言った方が良さそう。
とにかくひたすら走ります。

個人的には、ハンナが初めて出会った同年代の女の子と、普通の10代の少女として過ごすシーンが良かった。そこだけ光があるという感じでホッとします。ハンナの世間知らずでズレた行動も笑えます。


ハンナ
16歳のハンナは、運動能力、殺傷能力、記憶力抜群、そして何カ国語もペラペラ。

それは全て、
ハンナ
父親エリック(エリック・バナ:Eric Bana)の仕込み。
でも、その他にも訳があった。


ハンナ
冷酷無慈悲なCIAエージェント、マリッサ(ケイト・ブランシェット:Cate Blanchett )。
この人は本当にどんな役にでもなりきりで、毎回全く違う人物をそつなく演じてくれます。


ハンナ
ちょっと高飛車な少女ソフィーとの出会い。ハンナが唯一ティーンの少女で居られる瞬間。


『つぐない (Atonement)』で、史上最年少の13歳で助演女優賞のオスカーにノミネートされたサーシャ・ローナン。『つぐない』の撮影時にはもっと若かったわけだけれど、その演技と一度見たら忘れられないユニークな顔立ちはとても印象的だった。
次に彼女を見たのは、14歳で撮影したピーター・ジャクソン監督の『ラブリー・ボーン』(原題:The Lovely Bones)。この映画のプロモーションで数多くのプレスインタビューをこなしていたサーシャは、映画の中で見る少女の印象とは異なり、非常におしゃべり。しかもばっちりメイクで15歳とは思えない程大人びていた。そして実は、まあ、こんなに奇麗だったのね、と驚いた。
明るく自信たっぷり、はっきりとした物言い。『ハンナ』の監督にジョー・ライトを推薦したのも彼女だそうだ。才能にあふれ、これからがとても楽しみな女優さん。
今月で17歳。大金を見ておかしくなったり、回りににチヤホヤされて誘惑に負け、多くの成功した子役がティーンになって堕ちて行くパターンは多いが、彼女にはぜひそうならないで頑張って欲しいと思います。


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