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前回の続きです。


猫は純粋肉食動物である。
狩った動物を骨や内蔵まで丸ごと食べる事によって、必要な栄養素をほぼ摂取することが出来るが、現代の我々の生活の中で飼い猫に毎日小動物を丸ごと与えることは不可能に近く、また私たちが食べている様な肉の切り身や魚だけでは必要な栄養素を十分に摂取出来ないため、総合栄養食であるキャットフードは現代社会で猫を飼うのには必須といってもよい。
しかし、世の中にはそれこそ沢山の種類の餌があって、ドライフードだけでも多くの会社が様々な風味の餌を売り出していて、どれを買ったら良いのか迷ってしまう。
大抵の人は、値段、パッケージデザイン、そしてブランドや食いつきで決めているのではないだろうか。
私も最初はスパーで買える中で、見た目が割と高品質そうなデザインの餌を選んで与えていた。唯一気にかけていたのは、妙に着色していない餌ということだけだった。猫の病気と餌の関係を知るまでは...


キャットフードを購入する時には、値段やブランドよりもまず、その原材料を必ずチェックすること。
原材料名は、含有量の多い順に記載されている。ここで、まず1番目が”肉”である物が望ましい。更に肉(Meat)とだけ記載されているよりも、鶏肉(Chicken)、七面鳥(Turkey)、羊肉(Lamb)等、はっきりと何の肉か分かるものを選ぶべき。また、1番を含めた上位5番目中に肉が2つ以上含まれている餌なら尚良い。
”肉”とは筋肉のことで、肉副産物は含まない。それから家禽肉(Poultry)とは、鶏、七面鳥、アヒル、カモなどの家畜鳥類のこと。具体的にどの鳥が使われているのかは分からない。
以下、原材料全てについては書かないけれど、餌を購入する際に避けるべきものについて触れてみたい。


猫は肉食動物で、動物系のタンパク質が重要な第一栄養素であることを忘れてはいけない。
原材料の上位に、上記の肉類が記載されていない餌は、基本的に選ばないこと。多くの安い餌では、上位1から3番目以内に純粋な肉ではなく肉副産物(Meat by-products)のみ記載されていることが多い。
肉副産物とは、と殺場で人間が食べない動物の残り部分:骨、脳、内蔵、血液等から作られた加工品。内蔵が含まれているため、良しとする意見もあるが、重要な動物性タンパク質がほとんどないため、原材料の上位に肉副産物のみが記載されている餌は必ず避けたい。肉副産物は、英語では肉の種類によってChicken by-productsとか、Poultry By-Products等記載されている。
また肉副産物には、人間には売れない4Dミートと呼ばれる、Dead(死亡肉)、Diseased(病気肉)、Dying(死にかけ肉)、Down or Disabled(障害肉)も含まれている可能性もあるという。

肉と肉副産物の他に、肉粉(Meat meal)、鶏肉粉(Chicken meal)や魚粉(Fish meal)なども一般的。これが上位3番以内に記載されていることも多い。骨、肉と皮などを熱処理、乾燥させ粉にした物で、肉副産物と異なりタンパク質は多く含まれている。熱処理するため4Dミートを混ぜても良いとされている。肉粉も避けるべきと言う人も多いが、肉副産物ほど低質では無いと思われる。
個人的な意見だけれど、魚ばかりが上位に記載されている物よりは良いかもしれない。
猫は魚好きだけれど、魚だけでは十分なタンパク質や栄養分が取れない。オメガ3脂肪酸などは、魚類から摂取するのが一番良しとされているので、原材料のどこかにサーモンが含まれているのは望ましいと思うが、魚を多く食べる猫は泌尿器系疾患にかかり易いという。

さて、肉系以外で必ずと言って良い程上位記入されているものは、穀類。特に、とうもろこしや米、小麦が多いが、猫に炭水化物はあまり必要ではない。自然界で猫が小動物を獲って食べた時に、その小動物が穀類を食べていれば猫の体にも吸収される、その程度で十分。猫にとって必要なエネルギー源は、動物性タンパク質と脂肪から十分得ることができる。
猫は穀類を上手く消化出来ないだけではなく、炭水化物の取り過ぎで肥満になったり、アレルギー、腎臓疾患、糖尿病などの病気を引き起こすと言われている。また、とうもろこしグルテン、小麦グルテン、大豆グルテン等も腎臓疾患の元になる。
穀類やグルテンが原材料の1位や上位に含まれている餌は選ぶべきではない。
ただ、穀類が含まれていないものが最も望ましいとはいえ、ドライフードの場合形を作るのに何らかのスターチ的材料が必要なので、完全に避けることは難しいが、できれば玄米や大麦、芋などに限っているものを選ぶようにする。


安い餌の原材料の上位は、大抵肉副産物、米、トウモロコシなどで、良くて5番目以内に肉粉が含まれている。
材料が安ければ、もうけが出る。純粋な肉や良質な原材料では元値もかかり、もうけがあまり出ない。肉副産物やトウモロコシ、小麦などは安い『詰め物』と呼ばれている。安い餌はこの詰め物に最低限必要な栄養素のサプリメントを混ぜ込んで固めたものだ。
ペットフード産業は、パッケージデザインや広告、ブランドのイメージで消費者に安心感を与えて来るが、私たちはそれに惑わされずに、しっかりと原材料を確認して餌を購入するべきである。
注意したいのは、実は高級ブランドのイメージで値段も高いのに、原材料上位がいつも肉副産物やトウモロコシである餌も多く存在しているということだ。


続く...
次回は添加物と栄養素です。


ペットフードについて、ネット上にはもっと詳しい情報が沢山あるので、私が敢えてここで書かなくても良いのですが、より多くの人が同じことを何度も書くことで、これまで知らなかった人達の目にとまり、大切なペットの食生活に対する意識が高まることを、願っています。
消費者意識が高まれば、製品の質を変えることができる、という思いです。

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