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週末にカルガリーに出かけた理由をアップするつもりが、猫たちの血尿騒動で延びてしまいました。
ティガーの尿検査の結果は、この記事の最後に書いてあります。


1月15日、グレンボウ博物館(Glenbow Museum)の新年一発目の企画展『Perceptions of Promise: Biotechnology, Society and Art(約束の認知:バイオテクノロジー、社会と芸術)』のオープニングへ参加するためにカルガリーへ。
なぜ、わざわざバスで3時間半かけてまでこのオープニングに出向いたのかと言えば、この企画展の隣で同時オープンのもう一つの企画展、ブライアン・イーノ(Brian Eno)の『77ミリオン・ペインティングス』がどうしても観たいから、と言う訳ではなく、『約束の認知』展が、夫と夫の兄の共同企画展で、夫自身も作品を出品しているため。


この展覧会では、コラボレーションを含めた9人の芸術家による作品を展示しているが、展覧会のテーマは最先端のバイオテクノロジー、特に現在賛否両論ある『幹細胞研究』に焦点を当てたもの。
展覧会に先立ち、昨年4月バンフ・センターにて、参加芸術家と学者・科学者が集まって、幹細胞研究に関するワークショップを行っている。作品は、ワークショップでの学者・科学者たちとの意見交換の中からインスピレーションを受け制作されたもの。
科学とテクノロジーを別の視点から観ることが出来る展覧会。
近年、サイエンスをテーマにした展覧会は数多く、現代美術の流行り的な印象もあるけれど、もはやSFがSFでなくなろうとしている現代において、避ける事の出来ない重要なテーマであり、それだけ注目されているということか。
展示内容は、ドローイング、インスタレーション、彫刻、そしてビデオアート。


通常芸術系のみの展覧会や催しでは、常に資金不足に喘いでいるところだが、幹細胞は現在カナダでも力を入れて研究中の分野で、その道専門の研究者たちが参加している企画ということで、実はカナダ政府認定の『幹細胞研究ネットワーク』から多大な助成金を受けており、3月3日にこの企画の本も出版される予定。
作品のイメージの載ったカタログとして、また学者たちの論文が載った科学本としても楽しめる内容です。

約束の認知


展覧会風景をご紹介。

約束の認知
遠くにあるのが、夫と彫刻家ロイ・ミルズ(Roy Mills)のコラボレーション作品。


約束の認知2
マリリン・オリバー(Mariléne Oliver)。
この展覧会で私が最もお気に入りだったのは(夫の作品!と言いたい所ですが)、この青い部屋。
作品はスキャンした3日目の受精卵のイメージを、セロファンの上に蛍光素材で描いて何枚もぶら下げたもの。
何枚も重なった微妙に異なるイメージは、ブラック・ライトに反応して闇の中に浮かびあがり、奥行きのある細胞そのもののよう。大変美しいです。

部屋の外にある赤いのも彼女の作品で、縦に撮った人体のCTスキャンのイメージを、再構築して作ったトルソ。

約束の認知6
正面から見るとこうなっています。


約束の認知3
夫とロイのコラボ作品の近景。
夫の作品は、半透明のフィルムにアクリル・インクで描いたドローイング。
幹細胞がどんな形にも変化出来る能力をもっている、という点に注目して描かれたイメージ。


約束の認知7
ドローイングは全部で5枚。近景です。


約束の認知5
昨年の3月に、アルバータ大学のFABギャラリーで個展をした、ダニエラ・シュルター(Daniella Schlüter)。 
紙の上に描かれた版画とドローイング、デジタルプリントのミクスト・メディア作品。力強くてなかなか良いです。
特に左脇の色の薄めの3シリーズが個人的に好み。


約束の認知4
ダニエラの奥に、デレク・ベサント(Derek Besant)のビデオ作品。
この作家さんも昨年3月にエドモントン、SNAPで個展を開いています。



実は今回の展覧会は、2008年にエドモントンのアルバータ美術館(Art Gallery of Alberta)で開催された、『Imagining Science: Art, Science, and Social Change(空想科学:芸術、科学と社会の変化)』という同様の企画展の第2弾。
ただし前回は科学全体と幅が広かったのに対して、今回は『幹細胞』に的を絞っているというのが違い。

その時の企画の本は、展覧会と同様のタイトルで、アルバータ大学プレスから出版中。
空想芸術


『Perceptions of Promise: Biotechnology, Society and Art(約束の認知:バイオテクノロジー、社会と芸術)』展は、3月20日まで開催。
カルガリーにお住まいの方、また期間中にカルガリー訪問予定の方は、ぜひグレンボウ博物館まで足を運んでみて下さい!



最後に、ティガーの検査結果です。
今朝獣医から電話。尿検査の結果、ティガーはやっぱり膀胱炎にかかっていた。
良い知らせは、尿結石は見つからなかった事。症状からだいたい予想していたものの、似た症状で重病の可能性も無い訳ではなく、結果を聞くまでは安心出来なかった。
早速薬を貰いに獣医まで。今日から14日間抗生物質の投与開始です。
液体の薬をスポイトで飲ませるのだが、一回目から相当嫌がったので、何度も少しずつよりも一気に入れてしまえ!とやったのはかなり失敗。一気は量的に多過ぎ口の中じゅう薬だらけになってショックを受けたティガー。
奇麗に飲んでくれたけれど、窒息してはいけないので、次は3回くらいに分けて入れてみるつもり。
それにしてもティガーの嫌がりぶりといったら...私がまるで拷問でもしているかのよう。

ティガーが早く良くなるように、応援も宜しく!
明日はクロコの尿検査です。

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コメント

Barビーンズさん、
たびたびのコメント、どうもありがとうございます!
ティガーは膀胱炎、さっき新たにアップしましたが、クロコは尿結晶でした。
投薬の効果はまだ認められません。

展覧会、興味を持っていただけて光栄です。
いつか実物を観ていただける日が来ると良いですが。。。
akitanic│URL│01/20 16:53│編集

こんばんは。膀胱炎でしたか・・・尿結石がないのが不幸中の幸いですね。
お薬、やっぱり嫌なんですねぇ。それでも綺麗にのむのが偉い!

展覧会、すっごい面白いですね!
正直、美術や幹細胞の知識はないに等しいのですが、それでも面白いと思います。
なんとなく・・・ってレベルですいません。
ご主人の作品も一見淡い色合いだけど、確固たる意思を感じます。
フィーリングのみの感想ですが・・・。
私もじっくりゆっくり見てみたいです。
Barビーンズ│URL│01/20 04:05│編集
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