2日間満喫したサイプレス・ヒルズを後にして、今日はエドモントンへ帰ります。
行きと同様、また途中で観光しながら帰るつもりで、行きとは違う裏通りを選んだ。
トランス・カナダ・ハイウェイ(国道1号線)までは同じ。

穀物貯蔵庫から、貨物列車に穀物を積んでいる現場を通過。多分小麦でしょう。
国道1号線を走って、まずメディソン・ハットへ。

行きに見逃した、世界一大きなティピを撮影。
メディソン・ハットの名前の由来は、ファースト・ネイションで言い伝えられて来た神話。
地元の人は”ハット”と呼んでいるようだ。
トランス・カナダ・ハイウェイを更に北西に走り、ブルックス(Brooks)という町で降りる。
帰りのメイン観光は、実はこれ。

ブルックス・アクアダクト(Brooks Aqueduct)。
1912年から14年にかけて、カナダ太平洋鉄道(Canadian Pacific Railway)が建造した、水路橋。
カナダ政府が、この地に線路を敷きたいカナダ太平洋鉄道会社に、許可する代わりに、農民のための水路を造ることを条件にした。
土地がクーリーで低いため、このように高い水路になった。

建造費は約70万ドル、全長およそ3.2km。
デザインでは、1秒間に26平方メートルの水を供給するはずだった。
しかし思ったように水は流れず、コンクリートのつなぎ目からの水漏れが絶えず、修繕費かかかりすぎるため、1979年に使用中止となった。

カーブしたコンクリート下部の修繕は、このような木枠で。

水路橋の一番上は、

こんな風になっていた。
この近くに川はなく、遥々ボウ川(Bow River)から水路を引いて来て、ここに水が集められた。

頑張って造ったのに、失敗作ってことですね。右の方に、現在使用されている水路がある。

鉄道を先に敷いてしまったので、地下に一度水を落とし、上に再び上げるという凝った造り。
どうやって水を上げるのかというと、水を落とす方の管の先が小さくなっていて、水に勢いを付けて一気に向こう側に上げるテクニックなのだけれど、簡単に言うと、ホースの出口をつぶすと水の勢いが良くなる仕組みと同じ原理を利用しているわけです。
アクアダクトを見物した後は、行きとは異なる36号線で帰る事にした。
しかしこの道沿いには、とりわけ面白い景色も、面白い観光地もなく、ひたすら走る事になってしまった。

途中で通過した、石炭採掘所。
石炭って、なんだか過去のエネルギーという印象だけれど、世界中で今も燃やし続けているんですね。
カナダもまだまだ石炭燃やしています。

土地が広いから見え難い。
36号線を北に向かってひた走り、エドモントン近づくと、ようやく見慣れたパーク・ランドの景色。


エドモントンは、プレーリー(草原地帯)ではなく、パークランド(緑地帯)です。
エドモントンの東を走る14号線に乗ると、もう旅も終わりです。

5日に亘って旅行記におつきあいいただき、ありがとうございました。
おまけ:
帰宅したら、トマトが沢山赤くなっていました。

帰宅直後の収穫。


行きと同様、また途中で観光しながら帰るつもりで、行きとは違う裏通りを選んだ。
トランス・カナダ・ハイウェイ(国道1号線)までは同じ。

穀物貯蔵庫から、貨物列車に穀物を積んでいる現場を通過。多分小麦でしょう。
国道1号線を走って、まずメディソン・ハットへ。

行きに見逃した、世界一大きなティピを撮影。
メディソン・ハットの名前の由来は、ファースト・ネイションで言い伝えられて来た神話。
地元の人は”ハット”と呼んでいるようだ。
トランス・カナダ・ハイウェイを更に北西に走り、ブルックス(Brooks)という町で降りる。
帰りのメイン観光は、実はこれ。

ブルックス・アクアダクト(Brooks Aqueduct)。
1912年から14年にかけて、カナダ太平洋鉄道(Canadian Pacific Railway)が建造した、水路橋。
カナダ政府が、この地に線路を敷きたいカナダ太平洋鉄道会社に、許可する代わりに、農民のための水路を造ることを条件にした。
土地がクーリーで低いため、このように高い水路になった。

建造費は約70万ドル、全長およそ3.2km。
デザインでは、1秒間に26平方メートルの水を供給するはずだった。
しかし思ったように水は流れず、コンクリートのつなぎ目からの水漏れが絶えず、修繕費かかかりすぎるため、1979年に使用中止となった。

カーブしたコンクリート下部の修繕は、このような木枠で。

水路橋の一番上は、

こんな風になっていた。
この近くに川はなく、遥々ボウ川(Bow River)から水路を引いて来て、ここに水が集められた。

頑張って造ったのに、失敗作ってことですね。右の方に、現在使用されている水路がある。

鉄道を先に敷いてしまったので、地下に一度水を落とし、上に再び上げるという凝った造り。
どうやって水を上げるのかというと、水を落とす方の管の先が小さくなっていて、水に勢いを付けて一気に向こう側に上げるテクニックなのだけれど、簡単に言うと、ホースの出口をつぶすと水の勢いが良くなる仕組みと同じ原理を利用しているわけです。
アクアダクトを見物した後は、行きとは異なる36号線で帰る事にした。
しかしこの道沿いには、とりわけ面白い景色も、面白い観光地もなく、ひたすら走る事になってしまった。

途中で通過した、石炭採掘所。
石炭って、なんだか過去のエネルギーという印象だけれど、世界中で今も燃やし続けているんですね。
カナダもまだまだ石炭燃やしています。

土地が広いから見え難い。
36号線を北に向かってひた走り、エドモントン近づくと、ようやく見慣れたパーク・ランドの景色。


エドモントンは、プレーリー(草原地帯)ではなく、パークランド(緑地帯)です。
エドモントンの東を走る14号線に乗ると、もう旅も終わりです。

5日に亘って旅行記におつきあいいただき、ありがとうございました。
おまけ:
帰宅したら、トマトが沢山赤くなっていました。

帰宅直後の収穫。




スポンサーサイト