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今年のサンダンス映画祭でグランプリに輝いた映画、『ウィンターズ・ボーン』

ウィンターズ・ボーン

ミズーリ州オザークが舞台。
17歳の少女、リー・ドリーは、覚せい剤密造の罪で逮捕され保釈された後に消息を絶った父親が、保釈金の一部に自宅を担保にしていた事を知る。そして、裁判所に出廷する日に父親が姿を現さなければ、家は取り上げると言われてしまう。
まだ1人では自分の面倒を見る事が出来ない幼い妹と弟、精神的に病み口を聞く事も無い母親の、3人の面倒を1人で見ているリーにとって、家は4人の生活を守る最後の砦。途方に暮れるリーだが、数少ない善意の人達に助けられながら、失踪した父親の行方を捜し始める。


はっきり言って、どこまでも暗く憂鬱な映画。しかし、グランプリを獲得しただけあり、見た後も心にぐさっと刺ささってなかなか抜けないし、いろいろと考えさせられる。
貧しい故に生活の為に麻薬密造という犯罪に手を染めて行く、アメリカの田舎の現実。
軍のリクルートやアメリカ社会の問題点を、嫌み無くしっかりと仕込んで現実的に描かれているため、観ているのが辛い。特に軍のリクルートシーンは、もしや本当の軍人にやらせているのでは?と思う程リアルである。このシーンはほんの一部だけれど、かなり強いインパクトを残す。
唯一ほっとするのは、幼い妹と弟が無邪気に遊ぶシーンや、リーの女友達。しかしこの友人も、ティーンで子供が出来たから結婚したのだろう、私生活は幸福ではない。


ウィンターズ・ボーン2
大人が助けてくれる事はなく、6歳の妹と11歳の弟に狩りのためのライフルの扱い方を教える17歳の少女、リー。
この年頃なら普通は異性やファッションのことで友達とキャピキャピするものだが、リーには自分が家族を支えて行くという責任がある。
冬が来る前の準備は忙しく、朝から晩まで働くリー。猟ったリスの皮を剥き、内蔵を取り出すことも恐れない。怖じ気づく弟を叱咤して内蔵を取らせる。食べなければ生きて行けない。


ウィンターズ・ボーン3
この家を守る為には、一週間以内に父親を探し出さなければならない。


ウィンターズ・ボーン4
リーを何げに手助けするジャンキーな叔父、ティアードロップ。
この二人のシーンは毎回ハラハラします。


隣で観ていた友人は、殆ど最初から最後まで泣いていたが、それは極端だとしても、とにかく暗くずっしりとのしかかる内容なので、あまりデート向けではないが、社会派映画好きであれば、久々にかなり見応えがある作品だと思う。
お食事前に観ると、食欲を失う可能性あり!?


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