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昨日の、ナスカッドの続き。


ナスカッドの版画工房は、主に凹版(銅版、コラグラフなど)と平版(リトグラフ)の二つ。
凸版は、凹版用の工房で、シルクスクリーンは上の階にあったのだが、現在はテキスタイル科に飲み込まれてしまって、シルクをやる学生は版画科にはほとんど居ない様子。

まず、凹版用の工房。
凹版と行っても、主に銅版画。しかし北米ではジンク板を使う人も多い。

NSCAD printshop7
小さいプレス機2台と、ここには写っていないが、大きめのプレス機が1台。


NSCAD printshop
アクアチント・ボックス。
アクアチントとは、粉にした松ヤニを版に振りかけ、焼き付けてから腐食液に浸けて腐食する技法ですが、腐食時間や松ヤニを振りかける回数によって、薄いグレーから真っ黒まで作る事ができます。

下のハンドルを回した後に、グレーの引き出しを開けて版を乗せ、中に戻して数分待つと、版が奇麗に松ヤニの粉で覆われる、というしくみ。

NSCAD printshop2
グレーのトーンを色々と作れる。


NSCAD printshop8
腐食室と腐食液。
腐食液は塩化第二鉄で、手前の二つはジンク板用、奥の1つが銅板用。
違う金属の腐食液は混ぜてはいけない。


NSCAD printshop6
工房と工房の間は、こんな風につながっている。


NSCAD printshop5
リトグラフ工房。石用のプレス機。


NSCAD printshop4
リトグラフ用の石。
日本の美大では、リトグラフ用に加工されたアルミニウム板を使う方が一般的だが、北米の大学では自分でお金を払って買う必要のない、石を使うのがほとんど。アルミニウム板は、写真製版をやるときに使うが、写真製版用の板は、通常のリトグラフ用のアルミ板とは異なる。


NSCAD printshop3
リトグラフの石を研磨する。
奥にある、取っ手のついた円状の道具を廻して、水をかけながら石を磨く。一度使った石も、磨けば薄くなって使えなくなるまで(相当年数がかかります)再利用できるため、使い切りのアルミ板に比べてずっと経済的ではあるが、アルミ板でのリトグラフの方が扱い易い。


以上、工房紹介でした。

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