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主演のティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)の演技が絶賛されている、
『少年は残酷な弓を射る』(原題:We Need to Talk About Kevin)

We need to talk about Kevin


We need to talk about Kevin
ライオネル・シュライヴァー( Lionel Shriver)による2003年の、原題と同名の小説を原作とし、リン・ラムジー(Lynne Ramsay)が監督と共同脚本を手がけた独立系映画。


一度はトラベルライターとして成功を収め、華やかに生きて来たエヴァ(ティルダ・スウィントン)は、妊娠を機にキャリアから遠ざかる。完全なる幸せを見いだせないまま妊娠、生まれて来た長男ケヴィンは、毋への愛着を示さず、幼い頃から反抗的で冷血な態度と言動を繰り返したまま15歳の少年へと成長する。そして、ケビンが16歳になる時、エヴァの人生は大きく変わってしまう。


憎しみ恐れながらも、自分の子供として息子を愛し、苦悩する毋。そんな毋の思いを知ってか知らずか、母親の心を弄ぶような態度を取る息子。
ケビンはサイコパスかもしれないけれど、自分を迷うまま生んだ毋への復讐のようにも思え、ねじれた愛情表現にも感じられたりする。

ストーリーは、過去のフラッシュバックで始まり、現在と過去15年を行ったり来たりしながら、何が起こったのかの全体像が掴める作り。
ティルダ・スウィントンは良かった。悩み顔もスッピンのやつれ顔も、なんか本当にやつれていそうで上出来。
他の俳優陣も皆それぞれ良かったが、特にケビン幼少時代の二人の子役はあっぱれ。なんか本当に子供の体に宿ってる悪魔という感じで、正直気持ちよいものではないが、観ている相手にそう感じさせる演技であるというのが立派。

しかし映画そのものは、観終わった後にそれほどまでに心には残らなかった。
夫は俳優も映像も良かったが、ストーリーがつまらなかったと言っていたので、そのせいかも。
私はそれほどつまらないとは感じなかったけれど、面白かった!とまでは言えず、悪く無いんだけれど、心に残る何かが欠けてるかな、という印象。

We need to talk about Kevin
赤ちゃんの次に登場した乳幼児ケビン役、強烈な目力を放つロッキー・デュア(Rocky Duer)君。お見事!


We need to talk about Kevin
思春期の少年ケビン、エズラ・ミラー(Ezra Miller)。
何しでかすか分からない雰囲気ムンムンで、時折のキモイ行動も熱演。


We need to talk about Kevin
この夫婦も、なんだか本当に愛し合っているんだかどうなんだか、安心感が持てない。
夫は顔は強烈ですが陰、薄いです。


そして、最後におまけの、
We need to talk about Kevin
赤ちゃん抜き、3ケビン。
それなりに顔の雰囲気の似た子役で、変わってもそれほどの違和感無し。
特に乳幼児ケビンと15歳のケビン役は、睨みつけた時の目の感じが似ている。
3人とも、目で選んだんでしょうね。

あまり触れなかったけれど、比較的長く登場の、ケビン6歳から8歳までを演じたジャスパー・ニューエル(Jasper Newell)君も、かなりぞっとさせてくれます。キーポイントの1つは、おむつ。
自分の子供がこんなだったら、と思うと...。


スッキリ壮快な映画ではなく、かといって悲しく泣けるわけでもなく、ホラー程の怖さは無し。
好奇心があり、変わり種観たいという人にお勧めかも。

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