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丁度2年前の1月に新装オープンしたAGAこと、アルバータ美術館(Art Gallery of Alberta)
AGA


2012年開けての3階メイン会場での新展覧会は、
AGA
『リアヴューミラー:中央&東ヨーロッパからの新芸術』。
リアヴューミラーは、和製英語のバックミラーのこと。

1月28日から一般公開のこの展覧会、27日の金曜日に招待/チケット制のオープニング・パーティが開かれたので招待客として一足早く観に行ってきました。といっても、今日は火曜日なので、ちょっと遅ればせながらの報告です。


ベルリンの壁が崩壊して20年。
その間芸術はどう変化を遂げたのか? 様々な歴史的バックグラウンドを持つ、11カ国22名の芸術家による、過去と未来を考察する展覧会。絵画、彫刻、ビデオ、インスタレーション、パフォーマンスなど。

こういうのは割と真面目且つ興味深い試みだと思うけれど、あまり新しいという感じはしなかった。作品も、極めて面白いという程でもない。ちょっと期待はずれな感有り。

壁にガムテープを張った作品や壊れた扉を立てかけた作品などはもちろん、その他の作品も、ちゃんとコンセプトを読まずにただ観て回っていても良く分からない。個人的にコンセプチュアル・アート自体をそれほど大好きというわけでもないので、余計に少しつまらなく感じたのかもしれない。
ビデオ作品は特に退屈に感じたが、移民が母国語の訛りを無くす訓練のビデオは割と面白かった。見せ方のユニークさと、極めてシャープなコンセプトが光っている。
それから、ヨーロッパの美術館60数館から1つずつ盗んで来た物をガラスケースに入れた作品。そんなのアリなんですかっ!と、違った意味でかなり強烈な印象。
作品としてどうか、というよりも、その行為自体が”アート”なんでしょうな。
泥棒も言葉を変えれば芸術的パフォーマンス....ってこと?

そして、最後に会場の出口近くにあった彫刻作品は、なんだかかなりインパクトあり。
AGA
タイトルは何カ国語かで『Father』。不気味なんです。
頭の中に入って、目から外を除くと顔目玉みたいに見えたり、口から手を出せば手ベロみたいに見えるのを狙っているのか、頭の中に入れる構造。


それから、アルバータ・アーチストのサポートを目的として作られた、美術館2階のThe RBC New Works Galleryでは、カルガリー作家のクリス・ミラー(Chris Millar )の個展も同時開催。
この人の作品は、ひと言で述べると『クレイジー』です。
あまりにもクレイジーなので、面白い。


ペインティングはこんな感じ。
AGA
何層も重なっていて、会場に用意されたでかい虫眼鏡を通すと、立体的に見えたりする。
ペインティングも相当クレイジーなんですが、


立体作品もかなり凄い。
AGA
これは、立体作品の一部。


そして、中に一点日本がテーマ風の作品も。
AGA
この写真では、ペインティングのみですが、この四角の周りに、弁当や寿司などの手作りした立体オブジェが張り付いている。ビーズをとびこ代わりに作った巻寿司とか、とにかく1つ1つが細かい。

クリス・ミラーの精神状態も気になりますが、他にも観ていて飽きない立体オブジェが沢山(しかも1つ1つが細かくて良く出来ている上にユニークなので、感心してしまう)で、メイン展の『リアヴューミラー』よりも面白くって、一見の価値有り。
この人、隙間恐怖症であることは間違い無さそう。


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