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1月10日から今日まで、我が家に新しいお客さんが滞在していた。

昨日オープンだったSNAPでの個展のために、初めてアルバータにやって来たニューヨーカー。

SNAP展覧会
マーク・フランチーノ、『プルーフ』。
Proofとは、証明とか証拠の他に、試験、試しという意味もあります。


作品は、雲をイメージしたシルクスクリーンの作品で、実際には雲ではないそうな。
SNAP展覧会
コンピュータを使って偶然出来た雲みたいな形を、雲に見立てて壁一面に直接刷ったインスタレーションと、


SNAP展覧会
同様の雲めいたイメージをシルクスクリーンで刷って、額に入れた作品。


この人は始めはイラストを勉強し、その後版画を専攻、そして大学卒業後に色々な職を転々とした後、現在はペンシルバニアの大学で助教授をやっている。
作品はコンセプチュアル。アイデアが沢山あって、彫刻、インスタレーション、ビデオなど様々なメディアでの制作をしているが、共通して、視覚的に観る本物と偽物というものへのこだわりがあるようだ。
石けん置きに置かれた本物の石けんと、それをそっくりに描いたものを並べてみたり(それをまた写真に撮ってシルクスクリーンで刷ったものや画像で見ると、どっちが本物でどっちが偽物か分からない)、今回の雲も、言われるまでは普通に雲なのかと思ってしまう。
また、価値がないとして、普通はあまり大切にされないような物をアートにしてみたり。
例えば、
マークフランチーノ
全て木彫で作った、木屑を捨ててあるゴミ箱とか、


マークフランチーノ
中に入っている作品よりも、作品を送る時に作る梱包用のクレートを人がほめるので、思い切ってクレート自体を作品にしてしまったり。

彫刻も、敢えて芸術作品と工芸品の境になるように作っている。


基本的にデッサン力があり、そのアイデアも含めて彫刻作品、インスタレーションなど面白いものを作る才能のある人だと思うけれど、今回のSNAPでの展示は、他の作品と比べると弱いという印象。
本人はすでに版画という枠から出ている感があるのに、版画のギャラリーでの個展なので、無理に版にこだわってしまったような...。
奇麗でインテリアデザイン的な感じがします。しかしまたそこが狙いだったりして。


さて、マークの個展と同時開催の個展も紹介しておきましょう。

SNAPギャラリーの中に、新しく広くなって再デビューのコミュニティー・ギャラリー。
その初お披露目は、
おめでとう! 昨年我が家に3ヶ月間滞在していた”下宿人”さんの個展です!
SNAP展覧会
鎌田有紀。男性です。


SNAP展覧会
SNAPでの3ヶ月間のアーチスト・イン・レジデンス中に制作した、オフセットプレス機で刷ったオリジナル・リトグラフ。
マークのイメージと共通しているような、浮遊感を持った作品。

少し荒いところはあるけれど、今回の2つの展覧会を比べる(展示や見せ方でなく作品そのもの)と、ゆうきくんの作品の方が個人的には強いと思います。


どちらの展示も2月11日まで開催中。
近くまで起こしの際には是非鑑賞して下さいませ。



最後に...。
お客さんが来るので再び客室のベッドをつくった所、早速暖めに入ったクロコ。
しかしマーク到着時にはクロコもティガーもかなり怪訝そうにしていた。その顔には、
『あれ? いつもご飯をくれて遊んでくれたあのお兄さん(下宿人さん)と違うニャ!!』という表情が。
しかし、2日目と3日目の晩にはこの人は信頼出来ると判断したのか、夜は早速2匹揃って新たなお客さんと寝ていた。
今朝早くにアメリカに飛んで行ってしまったので、また寂しくなってしまいましたが...寂しいのは、実はベッドの上の布団が無くなることだけだったりして。


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