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昨年1月末に新装オープンしたアルバータ美術館(AGA:Art Gallery of Alberta)。一周年記念のオープニング展覧会は、ブリティッシュ・コロンビア州出身のカナダ人アーチストで、世界的にも活躍しているブライアン・ヤンゲン(Brian Jungen)
オープニングは先週の金曜日だったけれど、アップするのが遅くなってしまいました。


2000年と2002年の作品で、クジラの骨を模した彫刻インスタレーション。
ブライアン・ヤンゲン

ブライアン・ヤンゲン

ブライアン・ヤンゲン

ブライアン・ヤンゲン

写真でパッと見ると気がつかない人も多いと思うけれど、これ全て白いプラスチックのガーデン・チェアで作られています。


スイス系カナダ人の父とカナダの先住民ダネザ族の母の間に産まれ、自信もダネザ族メンバーであるヤンゲン氏の作品の多くは、ファースト・ネイションの伝統文化から強く影響を受けたものが多いのだが、

Jungen_17.jpeg
部族の伝統的な仮面がモチーフと思われる作品や、


ブライアン・ヤンゲン
トーテムポールだけれど、

よく見ると、
ブライアン・ヤンゲン
有名メーカーのスニーカーで作られていたり。(トーテムポールは、アイスホッケー用品。)
クジラの骨が近づいたらプラスチックの椅子だった、というセンセーションと共通している。
自然や伝統的なものを形作っているけれど、実際に使用している素材はとても人工的かつ環境に悪そうなもの。


今回の展示作品は最初に載せたクジラの骨の2点と、2009年制作のリサイクルやゴミを入れるバケツで作った、亀の甲羅のような作品。

ブライアン・ヤンゲン
こちらの写真は、よそから拝借。

ジオデシック・ドームの幾何学模様と亀の甲羅からインスピレーションを受けたということだが、展覧会場ごとに並べ方を変えているらしく、時によってはこんな形のこともあったり。
ブライアン・ヤンゲン

今回のアルバータ美術館での展示では、バケツを横に並べて亀甲の様に積した形。正直、椅子で作ったクジラの方が面白かったので、亀は撮影しませんでした。でも、やっぱり撮って比べてみれば良かったかな。
仮面やクジラの骨と違って、この亀作品では”ゴミバケツ”が最初に目に入って来てしまうのがちょっと残念。



最後に余談で。
ダネザ族は、ブリティッシュ・コロンビア州北部、ロッキー山脈界隈のピースリバー地域に住んでいる先住民族だが、元々はピースリバーに沿って、ロッキー山脈を隔てたブリティッシュ・コロンビア州とアルバータ州北部からサスカチュワン州近くまでと広いテリトリーを持っていたとか。
因に言語では、アサバスカ・グループに属する。


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