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カナダでは、自分たちで家の改装をする人が結構多い。
ちゃんと信頼出来る人を見つけるのが難しい、という理由もあるが、やはり一番の理由は、頼むと高いから。
もちろん、水まわりの工事や電気配線はプロに頼まなければならないが、内装を自分たちでやればかなりの節約になる。
ホコリっぽい肉体労働な上時間もかかるので、なるべくだったら誰かにやってもらいたいとは思うけれど、基本の壁作りは覚えてしまえば結構簡単だ。

地震がないからこそ素人でもできてしまう室内改装工事。部屋のサイズや位置を変えたり、全ては2x4(ツーバイフォー)で作っているため、きちんとした間取りの計画さえ整えたら、あとは組み立てていくだけ。
ところで、2x4(ツーバイフォー)とは、2インチx4インチということだけれど、実際の材木は、1.5インチx3.5インチ。

例えば、SNAP版画工房の内装工事の例から。(SNAP版画工房についてご存じない方はコチラを)

ドライウォール
2x4の材木を使い、最初に作りたいサイズの壁の枠を床の上で組み立てる。
それを必要な壁の数作ったら、立ててネジで組み合わせるだけ。
下の2x4は、コンクリートに直接ネジでとめる。
電気の配線が必要な場合は、この段階で行う。(この写真では、時間節約のため、反対側のドライウォールがすでに貼られてしまっていますが。)

この2x4にネジが入るように、ドライウォールを貼って行くわけだけれど、

ドライウォール8
このように、8フィートx4フィートのドライウォールを、横向きにして上から貼っていく。
横にするのは、材木が縦なので、強度を高めるため。
この写真は、昨年自分たちで改装した我が家の地下室ですが、外に面しているコンクリートの壁には、2x4の間に断熱材をしっかりと入れて、湿気よけの厚いビニールでまんべんなく覆ってから、ドライウォールを貼る。
ビニールは、冬場の冷たい外気が内側の暖かい空気と当たって水滴になり、壁の後ろにカビが発生するのを防ぐために大変重要。外に面した家の壁は全てこのビニールで覆う。天井も含め、通気性の無いようにするのが基本。
室内の内装壁では、断熱材やビニールは特に使用しない。

因に、何もしていない地下室の壁は、
地下室
コンクリート(家の基礎)です。
このままでは、室内の熱がすぐに失われ、身も財布も寒い。
しかし、断熱材と暖房を入れない小部屋を造れば、食物貯蔵庫として大変便利。


ドライウォール4
ドライウォールはカッターで傷をつけるとすぐに割れるため、壁のサイズに合うように加工しやすい。
全く切らないドライウォールも、切ったドライウォールも、合わせ目があるので、それを隠す必要がある。


ドライウォール5
合わせ目にはこのテープを使う。これが、沢山あって一番安い。

ドライウォール3
テープはドライウォール用のパテで貼付けるが、パテは粉を買って自分で混ぜるタイプのものと、すでに混ぜ合わせてあって即使えるものがある。自分で混ぜる粉の方が安いが、ヤスリで磨いた時に粉埃がすごい。
この写真のパテは、即使えてもっと高いが、削った時に殆どの粉が舞うよりも下に落ちるという、若干健康に優しい商品。


ドライウォール6
まず、合わせ目にパテを付けて、水で湿らせたテープを貼っていく。
間に空気が入らないように、パテナイフなど使ってしっかりと貼付ける。
ここで、テープがしっかりと張り付いていないと、後でひびが入ったり膨らんだりして、修正しなくてはならなくなるので、最初が肝心。
後から修正の手間を考えると、最初に時間をかけてでもしっかりと貼付けた方が良い。


ドライウォール7
テープの上から更にパテをのせ、ナイフを使ってなるべ表面がスムーズになるようにする。
ネジ穴もパテで埋めるのを忘れない。


外側の角と内側の角には、テープではなくてアルミニウムで固定された形のコーナー用のカバーが売っているので、それをテープと同じ方法で貼付ける。
コーナー用は、違った角度や形に合わせたものがホームセンター(ハードウェア・ストアー)に揃っている。

ここでは、ドライウォールが基本の横張りでなくて、なぜか縦張り。
しかし小さなスペースなので、縦でも取り立てて問題は無し。
自宅だったら、絶対に縦にはしません。

ドライウォール8
この後完全に乾いたら、耐水性紙ヤスリでパテの表面をスムーズになるように磨く。大抵1層では足りないので、2層目のパテ塗り、ヤスリがけ、必要に応じて3層目のパテ、磨きを繰り返して、合わせ目の分からない一枚の壁になるようにしていく。


ドライウォール9
自宅地下室。


この作業が済んだら、壁についた粉を奇麗に祓って、ペンキ塗り(地塗り、本塗り)へと入る。
最終的には、こうなりました。
地下室
自宅地下室の工房の一部。
床張りも自分たちで、机もお手製です。

我が家の地下室の全改装費用は、材料、工具、新調した棚や引き出し、ライトなど、合わせておよそ5000ドル。
全日程は、夫婦二人で働いて約2ヶ月なり。
はっきり言って、楽しい作業ではないけれど、仕上げた時の達成感はなかなか気持ちよいです。

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