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先週末書ききれなかったもう一つの記事。
今年に入ってダウンタウン97ストリートから、121ストリートへ引っ越しした、SNAPのグランド・オープニング。 (エドモントンの地図はこちらからどうぞ)
SNAPとはSociety of Northern Alberta Print-artists (北アルバータ版画協会)のこと。
Latitude 53 同様の、エドモントンのアーチスト・ラン・センターの一つ。

私も一応版画家な上サポート・メンバーなので、SNAPは私にとって最も関わりが深いアーチスト・ラン・センター。 時折ボランティアもやっています。


SNAPの設立は1982年。エドモントンの一握りの版画家たちの手によって、ダウンタウン104ストリートのGreat West Saddlery Buildingに、Latitude 53 とシェアする形で発足。オフィスをシェアしながら、ビルの最上階に版画工房を設置。
1996年、同Latitude 53のギャラリースペースの奥に、SNAP専用のギャラリーをオープン。
2000年、Latitude 53 から独立、同ビルの隣にオフィスと、SNAPギャラリーとして新ギャラリーを構える。
先にLatitude 53 が独立移転した後、2005年に97ストリートのRed Strap Marketの隣の付属スペースに転居。
そして今年に入って再び引っ越した121ストリートの新しいスペースは、同じビルに2カ所。先にギャラリーがオープン。現在版画工房と貸しスタジオ・スペースは工事中。
ギャラリーのすぐ隣には、『将軍』という日本食レストラン。これからたびたびお世話になりそうです。
そして、ギャラリー・ウォークでも紹介した、124ストリートのすぐ近くということもあり、これまでにない新しい来客も期待できる。

着々と進化して来たSNAPの新ギャラリー・スペースは、この方の個展でお披露目。

Derek
デレク・ベサント
版画を中心にインスタレーションやコラボレーション、音楽など幅広く創作活動を広げ、世界各地で活躍中のカルガリー在住アーチスト。英語版ウキペディアにも載っています。

パッと見不明なのだが、紙、布、ビニールのいずれかの上に刷ったデジタル・プリント。
シルクスクリーンの作品もあったかもしれない。
女性と鳥のシルエットで作られた画面で、ヒッチコックの『鳥』を彷彿とさせる、映画のワンシーンのような作品だ。


SNAP NEW4
新SNAPギャラリーとデレクの個展、オープニング風景。
この日うかつにもカメラを忘れて出かけてしまったため、友達のカメラを借りて人の減った帰り際に撮影。


SNAP NEW3
国際コンクールでも年中受賞しているような実力派なので、展示風景は一目でプロだな、と分かる洗練されたもの。


鳥が画面からはみ出て壁の上に飛んで行くように貼付けてある作品は、なんだか飾り付けっぽくて、どうなのかな。
SNAP NEW2



今回の展示は、これまでの彼の作品から比べると、あっさり簡単に作り過ぎている、と言う印象を持った。

最近は版画の世界もデジタル化が加速し、展覧会でもデジタル版画を目にする機会が多くなった。
大学教育の中でも、デジタル作品のための設備は欠かかすことが出来ない。
伝統版画からデジタルへのシフトについては何年も論争が続いて来ているが、私は基本的にどちらでも、作品が良ければ良しと思っている。しかし版画に限らず何においても、人間が手でモノ作りをすることが徐々に減り、伝統技術を受けついで行く人が減り、いつの日か失われて行くのは少し悲しい。
将来の版画展が、全てデジタル作品だったとしたら、いったいどんな感想を持つだろう。




エドモントンにお住まいの方、観光でいらっしゃる方も、興味があったら新SNAPギャラリーにぜひ遊びに行ってみて下さい。
本日もお越しいただきありがとうございました。
応援の方もどうぞよろしくお願いします!
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